安全に話せる相手、エネルギーがでる場所はありますか?

なんかモヤモヤするけど、コレって相談に行った方がいいのかな?

どこに行けばいいの?

毎日忙しいけど悩みっていってもみんな一緒だしね

自分が特別なワケじゃない

私はまだ元気だし大丈夫!


… と思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?


私もそうでした。

悩んでることをひとに言ってもしょうがないし

愚痴を言う自分にも会いたくない。

相談が必要なことは仕事も人生も先輩に聞けてるし

自分のことは自分で解決できる。

って思っていました。

でも、

結果どんどん自分ひとりでいろんなこと抱えこんで

しんどくなっていってました。

ためこんでしまったものや期間が多すぎて

もうヘトヘトになっているのに

それでも

「休めない」

「自分がやらないと」

と体の症状やこころの声を無視して走り続けた結果、

とうとう帰らぬ人になりかけ、

その直前で体が強制シャットダウンしました。


体のあらゆる機能が落ちていました。

毎日元気に出勤しているように見えていた同僚が

ある日、

突然来れなくなってしまったこともありました。

そう。

ある日、突然

そんな日がくるのです。


コーチングをなさっている方が

「カウンセリングではマイナスからゼロへ

コーチングではゼロからプラスへ」

とおっしゃっていたのを聞いて

「なるほど~」と思ったことがあります。

だからといってカウンセリングが

すっごく悩んでいる人がいくところ

病気になりそうになったらいくところ

というわけではありません。


そんなふうに誤解されていることが

とても残念でなりません。

日本ではまだまだそんなふうに認知されていることが多いですよね。


けれど、ごく生活の一部として

・ 今日は保護者にめっちゃキツく責められてダメージ受けたからすぐケア…

・ 明日ちょっと緊張する会議があるからその前に…

・ 自分のコンディションを保つために継続して…

気軽に利用できるように早くなってほしいなあと思います。

(もちろん、悩みや解決したいことがあるときにもね)


アスリートが

練習や試合が終わった後に

必ずトレーナーにマッサージを受けるのと同じです。

日頃からこまめにメンテナンス。

疲れや不調がたまっている体なら

念入りにほぐして、ケアして

またハードに動ける体になるまでもっていく。


動ける体になっていても

トレーニングや試合でたくさん使ったときには

すぐあとメンテナンスして

いい状態を維持する。

プロは自分の体調管理にものすごく気をつかいますよね。


ただ、

体はケガすれば目で見えますし、

痛みやちょっとした不調も自覚しやすい。

ですので、

ケアの必要にも意識が向きやすい。

ですが、こころは

傷ついても

痛みがあっても

不調があっても

目に見えない。

(ホントは体の症状を通して一生懸命サインを送っているんです!)


なので、

気のせいだろうとか

自分が弱いからだとか

こんなもんだとか

ついついがまんしてしまう・・・

といったことがどうしても多くなってしまうのですね。


それでも

アスリートは自分のメンタルケアに対しても意識が高いです。

食事や栄養

どんなものを見るか聞くかなど

フィジカルだけでなくメンタルのケアやトレーニングも

欠かしません。

同じプロの私たちは・・・?


毎日、

自分の食事や

こころと身体の状態について

どのくらい意識を向けているでしょうかーー?


対人援助職といわれる保育の仕事は、

日々、肉体的にも精神的にも

ストレスが多いのが特徴です。

ストレスが蓄積して

疲弊状態になったり

バーンアウト、

離職にいたる場合も多いです。


他者にエネルギーを注ぐ仕事だから

自分にエネルギーを補給しなければ

枯渇して燃え尽きてしまうんですよね。

自分のエネルギー状態に日頃から気をつけて、

ガス欠にならないように日頃からエネルギー補給しときましょうね。


人を援助するプロしては

いつも自分をいいコンディションにしておくのは

責任にもなってきます。

子どもや保護者など、他者にエネルギーを注ぐことだけが

仕事なのではなく、

「他者にエネルギーが注げる自分であること」

が仕事の前提として大事になってきますね。


毎日の子どもたちの保育や保護者への対応など

ひとに意識を向けることが日常になっていて

自分のことがつい後回しになっていませんか?


「先生っていつも〇〇ね」と言われるように

いつも気を遣っていませんか?

忙しくて疲れがたまっているのに

それに気が付かないでいませんか?

自分のケアに時間とお金を使うのが

もったいない

あるいは罪悪感を感じることはないですか?


いいんですよ♪

自分にもっと優しくしてあげて。


ひとには

「だいじょうぶ?」

「休んだら?」

って言ってあげるように

その言葉、自分にかけてあげましょ^^


肩こりや腰痛がひどくてからだがお疲れのときは

アロマトリートメントやマッサージに行ったり

頭が疲れたら美容院でヘッドマッサージしてもらって

気持ちよくウトウト💤

自分だけの時間も大切にして

心地よい時間を自分に与えてあげましょうね。


相談の時間もそれと同じです。

こころを解放できる場所。

私も仕事がだんだんキツくなってきて、

カウンセリング行こうかな~と探し始めたときは、

保険がきいたらね

もうちょっと安く受けられるのにね

で、どこ行ったらいいかわからんし

と思っていました。


でも保険がきくところは予約がいつまで先やねん?!てぐらい混んでたし、

なかなかそういう場所自体がなかったりしました。

で、自分では探せないまま時間が過ぎ、ストレスの状態はどんどんひどくなり・・・

というとき、やっとひとから紹介してもらったところに通い出しました。

・・・ 通い続けて救われましたー。


けっして料金が安いところではなかったですが、

そんなこと言ってられないぐらいにキツくなっていましたし

安い所はちょっと不安もありましたしね。

そこは通ってよかったです。


きっかけは目の前に起きていることが

もう自分ではどうしようもなくなったからでしたが、

相談してとても楽になりました。

「目の前の問題」や「その時だけ」でなく、

人生そのものが楽に生きられるようになりました。

どんな自分も自分で受け入れられるようになりましたよ。

「スゴく頑張って肩肘張っていたわたし」も

「こころに壁をつくってひとをよせつけないようにしてたわたし」も

「コワくて不安でビクビクしてたわたし」も

全部わたし、と。


そのときはそうするしかなかった。だからそんな自分もOK.。

物事の捉え方も変わりました。

すごく攻撃的にクレームを言ってくる保護者がいても

以前と今では感じ方が違うのですよねー。

「ま、こんなこともあるわな」

「この人はこうなんや」と。

今はほぼストレスを感じなくなりましたし

心地よくない感じを受けても自分のなかで消化して

次にいかすものを引き出すまでが早くなりました。

イヤな人からは逃げてもいいってわかったし。

ストレスを自覚しても

「あ~~コレが気になってるんだわ~」と認めたらさほど大ごとにはなりませんしね。


いつどこで誰と会っていても

自分のままで接することができるので

余計な気を遣って疲れることもありません。

とってもラクですよ。


どんな自分もOKだから自分がすきになる。

だから自分に優しくして

ごきげんになれることをいつも選んであげるようになる。

ごきげんはまわりにも伝染していく。

いい循環ですねぇ。


自分と向き合い寄り添ってあげるっていいですね。

自分の思いが安全に出せるっていうのは、ものすごく救われました。

本音を出せるところがなくなっていたので。

セッションの場では何を話しても「わかってもらえる!」

って感じることができたのもエネルギーを取り戻すちからになりました。


それまでは誰かに話すとたいてい「みんな一緒だよ」なんて言われてたし。


分かってもらえるから自分はこれでいいんだって思えたし、

行きつ戻りつしながらも自分のペースですすんでいくことができました。


あなたが、今の仕事が好きで

これからも続けていきたいと思っているなら、

安全に何でも話せる相手、エネルギーが出てくる場所を

持っていることをぜひおススメしますよ。

(あなたがかえってガックリするような返事をしない人のところね)


・・・ あなたは今ごきげんですか?



子どもが育つ 保育・療育

ひとりひとりの子どもの「内面の育ち」を大切にした発達支援相談と、その子どもたちと日々関わる保育者がいいコンディションでいられるようサポートをおこなっています